伝統ある宇治茶の見た目と味の特徴

2021/07/05 コラム

お茶の栽培に最適な土地で作られた宇治茶は高級茶として知られており、多くの方から愛されています。
ここでは、宇治茶の特徴について詳しくお話していきたいと思います。

▼宇治茶の見た目と味わいについて
宇治茶は「浅蒸し茶」という、蒸し時間が短めの製茶工程により作られています。
黄色みを帯びた薄い水色で濁りがほとんどなく、澄んだ美しい色合いをしています。
宇治茶の味わいははじめに渋みが感じられ、徐々に甘みを感じる味に変わり、後味はすっきりとしてすがすがしいおいしさが残ります。
淡い見た目と違って、甘みや旨みをしっかり感じられる濃厚な味わいと茶葉本来が持つ香りが特徴です。

▼おいしい宇治茶の淹れ方
宇治茶のおいしい淹れ方を、煎茶、玉露、抹茶、それぞれについて紹介しましょう。
■煎茶
茶葉を急須に入れ、沸騰して70度から80度ぐらいに冷ましたお湯を注ぎます。
1分ほどおいてから、茶碗に注ぎます。
湯飲みをまわしながら注いで濃さが均一になるようにし、最後の一滴まで注ぎきります。
■玉露
茶葉を急須に入れ、沸騰して50度から60度ぐらいに冷ましたお湯を注ぎます。
1分から2分ほどおいてから茶碗に注ぎ、最後の一滴まで注ぎきります。
■抹茶
茶碗に抹茶とお湯を入れて、細かく泡立つまで茶筅でよく混ぜます。

▼まとめ
宇治茶は濁りのない薄い水色が美しいお茶で味は濃厚、甘みと旨みをしっかりと感じられるのが特徴です。
同じ宇治茶でもおいしく飲むための淹れ方には、煎茶、玉露、抹茶と、それぞれ違いがあるので、お茶の種類に合った淹れ方をすることがポイントです。