宇治茶の種類を紹介

2021/07/17 コラム

宇治茶は栽培方法や摘採する時期、製造工程によってさまざまな種類があり、種類ごとに味わいや特徴が異なります。
宇治茶の主な種類を紹介していきましょう。

▼宇治茶の種類いろいろ
■玉露
新芽が開き始めたら、よしずや藁で覆って直射日光を遮り、そのままの状態で20日間ほど栽培します。
味と香りが最高になった頃合いを見計らって摘採します。
■かぶせ茶
藁などで1週間程度茶園を覆って直射日光を遮って育てます。
日光が当たらない状態で新芽が育つので、渋みが少なく旨みが多い味わいになります。
■てん茶
玉露のように直射日光を遮って育てたのち、蒸してから揉まずに乾燥させ、葉脈や茎を取り除いたものがてん茶となります。
■抹茶
てん茶を石臼で挽いたものです。
■煎茶
新芽が出て摘み取るまで、日光を当てて育てます。

▼新茶とは?
どんなお茶にも新茶と呼ばれるものがあります。
新茶とは、その年のいちばん始めに収穫された新芽で作られたお茶のことです。
新茶の時期は4月の下旬から5月の上旬にかけてで、これは、立春から数えて88日目ということになります。
八十八夜という言葉は、ここから来ています。
宇治茶には「一番茶」「二番茶」「三番茶」があり、一番茶は文字通りその年の最初に収穫された新芽を摘採して作られたお茶を指します。
これより後の時期になるにつれて、二番茶、三番茶と呼ばれます。

▼まとめ
宇治茶には、栽培する時期や摘採する時期、また、製造工程によって玉露やかぶせ茶など、豊富な種類があります。
摘採される時期によって、一番茶、二番茶、三番茶と、呼び方も変わります。