宇治茶の作り方とは?
2021/07/28
コラム
宇治茶は、京都府宇治市で作られる極上の緑茶を言います。
今回は、そんな宇治茶の作り方について見ていきましょう。
▼宇治茶の作り方の特徴
お茶の作り方は2種類あり、さらにそこから宇治茶特有の作り方で出来上がります。
■お茶の作り方は大きく分けて2種類
お茶の作り方は、大きく2つの種類に分類されるのが特徴です。
まず、お茶がしっかりと直射日光を浴びるように育てる作り方で、代表的なものが静岡のお茶です。
もうひとつが、直射日光を避けて育てる作り方で、宇治茶はこちらに当たります。
直射日光を避けて育てられた宇治茶の中で、最も高級かつ手間がかかるのが玉露です。
■さらに2つに分かれる宇治茶の作り方
昨今、宇治茶の栽培も機械化が進んできたことから、手揉み製茶と機械製茶に分けられます。
京都市の無形民俗文化財に指定されている手揉み製法は、非常に手間と時間がかかるのが特徴です。
せいろに茶葉を入れて蒸し、冷ました茶葉を助炭(じょたん)と呼ばれる入れ物に広げ、手で拾い上げながらふるい落として水分を取っていきます。
さらに両手を左右に動かして茶葉を転がしたり、体重をかけて揉み込むといった数多くの作業が必要です。
仕上げの工程では高度な技巧が求められるため、手揉み製法で作られた宇治茶は、大変貴重なお茶と言えますね。
▼まとめ
宇治茶は日光を直接当てない方法で作られたお茶で、そこからさらに手揉みと機械の、2つの作り方から完成するのが特徴です。
手揉みと機械の両方で作られるとなれば、飲み比べてみるのもまた一興ですね。
当店では、さまざまな種類の高級宇治茶を取り揃え、通販サイトにて販売しておりますので、ぜひご利用ください。